こんにちは、トレーナーの白木です。
今回は、前回お話しした姿勢をつくっている要素のひとつ「感覚器」に関して話していきます。
前回の記事に関しては、下記からご覧ください
さて、早速本題に入っていきますが、感覚器は様々な情報をキャッチし、脳へ伝えるという役割がありました。
その感覚器とは何を指すのか。
大きく分けると3つに分類されます。
特殊感覚
体性感覚
内臓感覚
それぞれみていきます!
まずは、特殊感覚です。
主に五感と呼ばれるようなものが分類され、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、前庭覚がこれに当てはまります。
続いて体性感覚です。
体性感覚は、さらに表在感覚と深部感覚の2つに分けられます。
表在感覚は、触圧覚や温/冷覚、痛覚があります。
深部感覚は、運動覚や位置覚、重量覚や振動覚、筋の伸張、痛覚があります。
最後は、内臓感覚です。
その名の通り、内臓からくるものを表し、便意や尿意、空腹感、口渇感、吐き気、内臓痛があります。
身体中に張り巡らせられたセンサー(感覚器)によって、身体が空間の中でどこにあり、どうなっているのか、周りはどういう状況なのかを脳に伝えます。
特に姿勢をつくるときに重要なのは、視覚、前庭覚、体性感覚と言われます。
姿勢改善を語る上では、外せない内容となります。
固い所を伸ばして弱い筋肉は鍛える!といったことをよく聞きますが、果たしてそれで改善ができるでしょうか?
一時的に良くなることはありますが、その改善した姿勢を維持するためには、もっと根本の姿勢をつくっている、制御しているところに目を向ける必要があるかもしれません。
反り腰の人に
「腹筋を鍛えましょう!」と言ってやってみたけど、なんかいまいち改善しない。
もしかすると、視覚に問題があり、眼球が下転して下り坂に見えていたとすれば...。
いくら丸めても見えている景色が下り坂では、腰は反ってしまいますね。
次回は、感覚器の中でも大事な3つに関してお話ししていきたいと思います。
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