〜体幹・姿勢・パフォーマンスが劇的に変わる理由〜
- 佐藤 尚輝

- 12月10日
- 読了時間: 3分
こんにちは!
SPORTS+の佐藤です!
今回は呼吸のバイオメカニクスと呼吸のトレーニングについてお話をします!
「呼吸を整えたら動きが良くなる」
「呼吸から改善しましょう!」
フィットネス界ではよく出てくる言葉ですが、なぜ呼吸がそこまで重要なのでしょうか?
呼吸は1日に 約2〜3万回 行われる、最も多い運動動作です。
つまり、呼吸が乱れているということは、
1日3万回 “不良動作” をしている のと同じこと。
だからこそ呼吸を整えるだけで、
姿勢や体幹の安定性、痛み、パフォーマンスまで大きく向上します。
本記事はその理由を、できる限り分かりやすく解説します!
○呼吸が改善すると起こるメリット
呼吸はただ空気を吸って吐くだけではありません。
正しい呼吸は…
・肋骨と骨盤のバランスが整う
・体幹が安定する(インナー機能UP)
・力が出しやすくなる(スポーツ・筋トレ全般)
・肩や腰の負担が減る → 痛み改善
・姿勢が整う(猫背の改善)
・自律神経が安定 → 集中力・睡眠も向上
呼吸は 全ての動きの基礎!
だから呼吸を正しくすることが、最短で身体が変わる方法なのです。
○体幹の安定 = セントレーション
✦セントレーションとは?
関節が最も自然な位置(ニュートラル)にあり、
筋力がバランス良く発揮できる状態
イメージは積み木。
1つでもズレていたら不安定になりますよね?
☆骨盤
☆脊柱
☆肋骨
これらが正しく積み上がった状態が、呼吸に最適な姿勢です。
◎今日からできる!呼吸改善ドリル
呼吸改善のカギは3つ!
① 肋骨の位置を整える
② 横隔膜をしっかり使う
③ 360°に膨らむ腹圧をつくる
そのためのドリルを、目的別に紹介します✨
○STEP1:肋骨を整える
【クロック・リブケージ呼吸】
目的
・肋骨の広がり・締まりを意識
・首や肩の過使用を防ぐ
・ポンプハンドル(上部)とバケツハンドル(下部)の動きを感じる
やり方
1 仰向けに寝る
2 手を胸 or 下部肋骨に当てる
3 鼻から吸って「左右&後ろ」に膨らむ
4 長く吐いて「肋骨が締まる」を感じる
意識ポイント
✔ 息を吸って「肩が上がる」はNG
✔ 背中側にも空気を送るイメージ
✔ 吐くときに肋骨がストンと下がる
※まずは「吐く」から丁寧に!
○STEP2:横隔膜を使えるようにする
【風船 or ストロー呼気ドリル】
目的
・横隔膜の下降 → 良い吸気へ
・腹圧アップ(360°の膨らみ)
・過剰な胸呼吸からの脱却
やり方
1 椅子に座る or 仰向け
2 風船 or ストローをくわえる
3 長く細く息を吐く(目標 6〜10秒)
4 お腹・脇腹・背中が膨らむ呼吸で吸う
チェック
✔ 吸う時に肩が上がらない
✔ 吐く時に肋骨がカチッと締まる
✔ 吸うと自然に膨らむ→良い横隔膜呼吸
※息を吐くことで横隔膜はしっかり戻り、次の呼吸が楽になる!
○STEP3:体幹の安定(腹圧)を学習
【デッドバグ・ブレーシング】
○目的
・体幹を固めたまま四肢を動かす練習
・スポーツ・筋トレに直結
・腰痛改善にも効果大
やり方
1 仰向けで股関節と肩を90°
2 鼻から吸ってお腹が360°に膨らむ
3 腰が浮かないように対角の手足を伸ばす
4 ゆっくり戻す
→各10回/左右
意識
✔ 腰が反らない(肋骨が開かない)
✔ 動きは小さくてOK
✔ 呼吸が止まらない
※「動きながら腹圧を保つ」→実践的コアトレーニング
■まとめ
呼吸が変われば、身体は驚くほど変わります。
・痛みが減る
・姿勢が整う
・出せる力が増える
・疲れにくくなる
・トレーニング効果が上がる
呼吸は “生命維持” だけでなく “機能向上” の動作
最もお手軽で最も効果的なトレーニングです!
ぜひ、みなさんもやってみてください!




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