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白木の部屋 vol.3【誰でもショートスリーパーになれる?】

更新日:2023年5月14日

こんにちは、SPORTS+の白木です。 皆さんは、「ショートスリーパー」という言葉をご存知でしょうか? ショートスリーパーは、「short sleeper」と表記され、 「6時間未満の睡眠で十分に健康を維持できる短時間睡眠体質の人」

上記のような人を表す言葉となっています。

こうした人たちは、少ない睡眠で済むため、1日の活動時間が長いと言えます。

そうすると、1日は24時間平等に与えられているため、「その中で、睡眠を削って活動時間を増やした方が得!」という発想に至ります。 さらに「訓練をすれば、短時間睡眠でも問題ない」といった意見が一部ではあるようですが、 私個人の見解としては、「No」です。 もちろん、多くの時間を趣味に充てられたら最高ですが。 睡眠のサイクルは、主に351個の遺伝子によって決まると最近の研究で分かってきました。 「適切な睡眠時間」だけでなく、「朝型、夜型」もこの遺伝子によって決まるそうです。 個人差や日照時間、気温などの影響が大きく、「○時間あれば十分」と言い切れないのも事実ですが。 厚生労働省も睡眠に関しては「人それぞれ」と言っています。 慢性的な睡眠不足は、脳細胞の分解や食作用(異物と認識される病原微生物や死んだ細胞などを取り込む役割)が活性化してしまい、アルツハイマーや脳神経障害との関連していると報告されています。 しかし、ただ長く寝れば良いというものでもなく、 厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針検討会報告書」の中に 「寝床に長く過ごしすぎると熟睡感が減る」というような記載もあります。 9、10時間といった長い睡眠は寝不足と同じように脳細胞を破壊してしまうとも言われているので、寝過ぎにも注意はしたいところです。 ショートスリーパーは、こうした健康に害なく、短時間睡眠で活動ができます。 ですが、遺伝子で決まるため、まねをしても確実にダメージは蓄積していきます。 脳細胞の自己破壊ですから、今大丈夫でも10年後、20年後に跳ね返ってくるのではないでしょうか? 個人的な意見ですが、

  • 朝型の人が夜に作業をする

  • 夜型の人が朝に作業をする

  • 脳の破壊を起こして作業や学習をする

これってすごい非効率なことなのかな〜と。 そういう意味では、働き方が自由になってきているのは良いことなんじゃないかなと思っています。 良質な睡眠は8時間ではない!? 20年前から劇的に変化した「快眠」の新常識 https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2023/03/820_1.php 「夜型」の人が努力しても、決して「朝型」になれない https://wired.jp/2019/04/06/morning-person-genetics-how-to/?utm_medium=social&utm_source=facebook&fbclid=IwAR13Fpq5B0AJUCny7kdzIxiDm9X8rm_hj43T4tg5dhQZWD_ByNP03mldeSA 短時間睡眠でも健康に影響ない「ショートスリーパー」の遺伝子、米研究者が新たに発見 https://wired.jp/2019/09/14/scientists-find-second-short-sleep-gene/?utm_source=facebook&utm_medium=social&fbclid=IwAR1Qia_SuQJhN8fYb4LYc-dh3bt8SY1OypxGdgdUM5Tk6yLVMQM6907H5c4 健康づくりのための睡眠指針検討会報告書 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/03/s0331-3.html 慢性的な睡眠不足によって、脳は「自己破壊」する https://wired.jp/2017/08/13/lack-of-sleep/?utm_source=facebook&utm_medium=social&fbclid=IwAR0a28LiV7sPgJvQDpn1VwsWOcWDhOpxtTBQgC6ZuxZZmaJMostCPGGfR24


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