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白木の部屋Vol.11【生まれた時から刷り込まれていること】



本日は、アニメと本を絡めてお話ししていきます。


皆さん、「地獄楽」というアニメをご存知でしょうか?

抜け忍として囚われ死罪人となった元・石隠れ最強の忍“画眉丸”は、極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば無罪放免となれることを告げられ、妻に再会するために、謎多き島にて仙薬を探す物語となっています。


そんなアニメの中で、打ち首執行人“山田浅ェ門源嗣”が“佐切”に島から帰れと言われたシーンがあります。

ちなみに源嗣が男性で佐切が女性です!

(佐切)首斬り浅の娘として生きれば外から蔑まれ、山田家の武士として生きれば身内から疎まれる。ここで帰っては、きっと一生つきまとうでしょう。

(源嗣)理解ができんな。女は女の役割があるのは当然のことだろう。

(佐切)私はその目がたまらなく耐え難いのです。

(源嗣)なんだと。

(佐切)どうか私を...1人の侍として見てください。

(源嗣)貴様!

(佐切)どうか!兄弟子に歯向かう無礼と、私の生き方をお許しください。

細かなディテールや前後の会話の流れは、実際に見ていただければと思いますが、ここで取り上げるのは、“女は女の役割が...”の部分です。


ここで、合わせて紹介するのが、こちら。

【これからの男の子たちへ】という弁護士の方が書いた本です。


ざっくりまとめると、男性は性差別構造において優位に立っており、女性が感じている恐怖や不利益、不快感を男性というだけで、受けずに済んでいることをそれぞれの状況や事象に合わせて書いてあります。


子供の頃から、

「男の子なんだから...」

「女の子なんだから...」

と悪意はなくとも区別され、男とはこういうもの、女とはこういうものと言われています。

よく目にする、CMやアニメ、Youtubeでもこうした区別が見られます。

再度、言いますが、悪意はないはずです。


アニメに戻してみると、佐切は武士として生きたい!

けど源嗣は、女性の役割があるのだから島から帰れと言っています。


この世界でも女性は子を産み、家庭を守る人というのが擦り込まれた結果が生んだシーンかと思います。


男に生まれた時点で発生する“特権”に気づかずに、女性に対し強くあたったり、話を聞かなかったりと言うことが良くあると、著者も言っています。

自分にもあったかもしれないと反省です...。


脳レベルで男女の脳に差があると言うような著書もありましたが、最近の研究では明確な差はないとも言われています。

左右の脳を繋ぐ脳梁の太さに差があり、女性の方が太いと言うような研究もあるようですが、解剖のデータが女性9人、男性5人と言うなんとも研究データとしては弱いのかなと...。

男女の考え方や捉え方に差があるのは脳に差があるのではなく、育てられた環境によって変わってくると言えるのではないでしょうか。


SPORTS+では、JASクラス(小学生クラス)の開催していますが、ここで使う言葉遣いというのが難しくなりますね(笑)


小学生は、神経系の発達が著しいと良く言われますが、これは運動に限ったことだけでなく、脳に関わることなので学習や思考という部分にも関わってきます。

自分自身がその洗脳を受けているわけなので、気をつけるとともに、そうした勉強もしないといけないですね。





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