こんにちは、トレーナーの白木です。
本日の題材はこちら!
【大腸がんで死にたくなければ腸のむくみをとりなさい!】です。
令和2年度のデータ[厚生労働省 令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況]ですが、日本人の病での死因1位は、癌(全体の27.6%)であり、その中で男性で2番目に、女性では1番目に多いのがこの大腸がんです。
年々増加傾向にありますが、著書の中では潰瘍性大腸炎も増えているとのこと。
潰瘍性大腸炎は指定難病にも指定されていますが、こうした背景には、食の欧米化や運動量の減少といったライフスタイルの変化があるようです。
食の欧米化により、食物繊維の減少が減っています。
食物繊維の中でも水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサとなり、腸壁を修復する働きがあります。
そして、腸内細菌は腸内を酸性に保ち、病原菌から感染するのを防いだり、発がん性をもつ腐敗産物の産生を抑えたり、腸を活動的にする働きがあります。
食物繊維の減少→細菌のエサが少ない→育たない
腸内の細菌のバランスが崩れると腸も正しく働くことができません。
そこに欧米化した食事、高脂肪食やアルコールの摂取が続くと、次第にむくみ、憩室やポリープができてしまいます。
運動量の減少は、コロナをきっかけにさらに加速したのではないでしょうか。
ここで問題にすべきは、運動不足によって骨盤底筋群や腹筋群の働きが弱まるということです。こうした筋肉は、腸を支える働きもあり、腸も正しい位置でないと正常な活動ができないと著者はいいます。
ストレスフルの現代社会、運動量の低下、様々な要因はありますが、交感神経優位によって反り腰になっている方が多いように感じています。
トレーニングの中で姿勢を見ていてもほとんどの方が反り腰です。
反り腰は、骨盤を前傾 / 肋骨を外旋させている状態で、骨盤底筋群 / 腹筋群は緩んでしまいます。
ストレス過多の状態は、胃酸の酸性度を下げ、たんぱく質の分解を妨げます。
うまく分解されないたんぱく質は、腸内にて悪玉菌のエサとなってしまいます。
これも上記で述べたような、憩室やポリープができてしまいます。
また、日本で増えている原因として、大腸の内視鏡検査を受ける人が少ないのも問題のようです。
とは言え私も受けたことはないのですが。
初期での自覚症状がないため、検査での早期発見が重要だといいます。
ここまでいろいろと話してきましたが、
高脂肪食やアルコールの多量な接種を控える
運動で姿勢を整え、腹筋や骨盤底筋群を正しく働かせる
定期的な検診で早期発見を
上記のことがとても重要なのではないでしょうか。
SPORTS+では、運動だけでなく、血液検査をもとにした身体のチェックを行うことも可能です。
なんとなく疲れやすい、朝起きづらい、食後は眠い、鉄剤は摂っているのに貧血が良くならない、こうした状態は、腸内環境が乱れている可能性があります。
病院では問題のない数値でも、上記の原因となるものが検査結果の中に隠れていたりします。
気になる方は、ぜひお問い合わせください。
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