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白木の部屋Vol.9【“可愛い”は正義?!ハマりすぎると怖い?脳科学】

こんにちは、トレーナーの白木です。


皆さんは、ハマってるものありますか?

アニメやジャニーズ、アイドル、Youtuber、様々なコンテンツがあるかと思います。


私は、アイドルやアニメなどハマっているものがありますが、ここ3ヶ月くらいでものすごくハマっているものがあります。

それがちいかわです。

ちいかわとモモンガ

ご存じでしょうか?


ナガノ”さんというイラストレーターの方が書いた漫画で2020年にTwitterに投稿し始めたのが始まりです。


現在もアップしていますが、めざましテレビにて週2回アニメが放送されています。


そして熱狂的にハマっていることを話すと、

「疲れてるの?」

と言われることが多いです💦


そういうわけでもないのですが...。

ということで、なぜいう風に見えるのだろうとまじめに考えてみました(笑)


“かわいい”というのは、性質ではなく、気持ちや対象物に触れた時の感情を表す語であり、定義づけることは難しいですが、行動学者のコンラート・ロレンツが提唱するベビースキーマという概念があります。(Lorenz 1943)


ベビースキーマとは、幼い動物が持つ身体的特徴のことを指します。


特徴はというと、

  • 「体に比して頭が大きい」

  • 「顔面より脳頭蓋が大きい」

  • 「目が大きくて丸い」

  • 「頭全体に対して目鼻口が低い所に位置している」

  • 「短い四肢」

以上が挙げられます。


しかし、これも個人差があり“かわいい”と感じるかはその人次第のようです。


“かわいい”ものを目にすると、脳内では報酬系と呼ばれる回路が活性化するとのことです。


報酬系とは、誘因行動(引き寄せられる、それに近づきたいと思う)を引きおこす刺激のことを言います。

この報酬系は、前頭葉の島皮質の内側の腹側線常体の一部である“側坐核”が深く関わり、ドーパミンによって活性化します。

活性化することで、肯定的感情(ポジティブな感情)、特に喜びを誘発します。

さらに、報酬系はやる気、意欲とも関わっていて“注意力が向上する”というような論文もあるようですね。


可愛いものを見ることで、報酬系が働き、ポジティブな感情になることが言えます。



日常生活では、様々な出来事(外部刺激)がありますが、これらは一旦脳の扁桃体というところで、良し悪しを評価し、その後海馬に記憶として蓄積されます。

この時に、良い反応が得られた場合は、腹側被蓋野から側坐核に対して報酬信号が行き、その行為を繰り返すように学習&記憶され、パターン化されていきます。

同じ状況下になると、その行動が自動的に発現するようになります。


例)

・疲れた日にお酒を飲むと気分が向上し、気持ちがいい→毎日晩酌するようになる

・アイスを食べると悩みが消えたようで気分がスッキリする→アイスを見るとついつい買っちゃう

など


この報酬系に働く“ドーパミン”は、前頭前野では不安を感じさせたり、依存症への繋がりもあると言われています。

快楽を得た状況下に置かれた時に、人は自動的に報酬系を働かせ、同様の行動パターンを取ろうとします。それが満たされないとなると、不安に変わるといったところですね。


まとめると、“かわいい”ものにハマることは報酬系が働いた証拠あり、“快”を得たという結果ですね。

しかし!仕事が手につかなくなったり、不安に襲われたりとハマりすぎは要注意⚠️

ですね。


ということで、白木は、黄色信号ということで気をつけたいと思います(笑)

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