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【症例2.腰椎分離症pert.2】

  • 執筆者の写真: 大井川 壘之介
    大井川 壘之介
  • 7月3日
  • 読了時間: 3分

皆様、こんにちは!

スポーツプラス、スタッフの大井川です!



さて、今回は!

前回お話しした腰椎分離症に関する症例のトレーニングメニュー編!


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各時期に合わせて、可動域を広げたい部分、強化したい部分、動きを繋げていきたい部分、それらを総合的に噛み合わせて日常生活・競技動作に繋げていきたい部分。

様々な刺激を取り入れる事で安全に、かつ効率的にリハビリを進める事が可能となります◎


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そこで各時期に合わせて行っておりました、エクササイズメニューを一部抜粋してご紹介!!

分離症ではなくても、腰痛を経験したことがある、現在腰痛持ちだという方にもとてもおすすめできる内容となっておりますので是非参考にしてみて下さい◎


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○急性期・保護期(受傷直後〜1週間程度)

症例.1のアキレス腱断裂とは違い、腰椎分離症は慢性障害に分類され、繰り返しの動作不良などで痛みが発生してきます。

診断が遅れれば、それだけ痛みも強く出始め、リハビリも大きく期間がズレてしまう可能性もあります。

少しでも運動中や日常生活で痛みや違和感があった場合にはかかりつけ医を受診してみましょう。



○訓練前期(受賞後1,2週間〜2ヶ月程度)

手術をしたかどうかで流れは大きく変わりますが、

ここでは炎症がある程度収まってきたのを仮定し、

*可動域の回復訓練、*日常生活レベル(ADL)復帰に向けた最低限の筋力回復訓練 に移っていきます。

ここで行っていたエクササイズはこちら👇


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◎膝抱え、片膝抱え

・身体の緊張の抑制

・股関節屈曲可動域獲得

△約2〜3分、ゆっくり深呼吸を繰り返します


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◎ハムストリングス&ヒップストレッチ

・股関節可動域獲得

・腰部伸展抑制



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○訓練後期

このフェーズでは軽度の筋力回復(ADL問題なし)が出来たと判断した上で、

*可動域、筋力の左右差の改善 *協調生の再獲得(滑らかでスムーズな動作を指します◎)

これらを重点的に鍛える期間となります。

アスリートレベルが高ければここの段階で*競技特異性の動作獲得 に向けたトレーニングも始まります。

特に股関節のヒンジ動作(股関節を支点に身体を折り曲げる動作)の獲得を重点的に行います。



◎ハーフニーリング45°ヒップヒンジ

・股関節ヒンジ動作の獲得

・腰部の過屈曲、過伸展の予防

△10回×2〜3セット




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◎アシステッドSLR

・ハムストリングスの可動域獲得

・体幹部の安定性の獲得

・体幹部発火時の腰椎の伸展抑制

△左右10回×2セット



◎90/90ギムボールヒップアダクション

・腰部の屈伸を伴わない体幹部の発火、腹筋の使い方の習得

・インナーユニットの活性化

△10回×2セット


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腰痛は一概に「腹筋が弱いから」と言われがちですが、弱いのではなく、「正しい使い方を認識出来ていない」事の方が圧倒的に多いです。

そう言った時に動作に伴って腹筋のスイッチを入れるような種目をたくさん入れてあげると無理なく運動療法も続けられるようになります!

ぜひ上記のエクササイズを試してみてください◎


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次回の投稿はこの続き!

さらに強度の高いエクササイズ、競技復帰に向けたフェーズとなります✨

次回の投稿もお楽しみに!!


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